品質と安全・安心への取り組み

やまやではお客さまに製品をお届けするまでのすべてのステップで品質にこだわっています。
2003年にISO9001を取得し、品質向上への取り組みを続けてきました。そして新工場に移転した2023年には食品安全における国際的な規格であるFSSC22000を取得し、食の安全・安心を追及しております。また環境や従業員への安全・安心に配慮した設備の導入も行なっております。
これからも食品メーカーとして最も大切な安全・安心を確実に実現し、お客さまの健やかな暮らしに役立つことを使命とし、活動してまいります。
※FSSC 22000は、ISO 22000を追加要求事項で補強した食品安全マネジメントシステムに関する国際規格です。

食品安全方針

食品メーカーとして最も大切な安全・安心を確実に実現し、お客様の健やかな暮らしに役立つことを使命とし、次の方針を掲げます。

  1. 食品安全マネジメントシステムの有効性を定期的に見直し、継続して改善を行い、安全・安心かつ、お客様に満足いただける品質の商品を安定的に提供します。
  2. 食品安全に関する法令・規制要求事項・お客様と合意した事項を遵守します。
  3. 社内外のコミュニケーションを通して、食品の安全・安心及び品質の向上に努めます。
  4. すべての従業員へ食品安全の重要性を周知し、力量向上に努めます。
  5. 食品安全方針の達成のため、食品安全目標を設定し、定期的に見直し、継続的に改善を行います。

原料調達・栽培

こだわった選りすぐりの
食材・原料

安全・安心な商品をお届けするための第一歩として、安全・安心な原料の調達や栽培を行っています。

  • やまやの辛子明太子に最適な
    原卵を選び抜く

    辛子明太子はたらこを仕入れてつくることもできます。しかし、原料は辛子明太子のおいしさを左右する大事な要素であるため、やまやでは買付担当者が、自らの目で原卵を確認して辛子明太子に最適な原卵を選び抜いています。

  • 高菜、もつ、うまだしなど
    厳選された国産素材を使用

    やまやの高菜は九州産三池高菜、もつは『もつ』の中でも最もおいしいと言われる国産牛小腸、うまだしはご家庭で揃えることが難しい6種類の国産だし素材を使用するなど、厳選された国産素材を使用して多くの商品を開発しています。

  • 九州各地にて農家さんと
    野菜や果物を栽培

    高齢化や担い手不足、耕作放棄地の増加などの様々な社会的課題に直面している農業分野で、地域の方とともに、米や野菜、果物の栽培に取り組んでいます。
    またやまやの高菜は、原料に筑後市で自社栽培した高菜も使用しています。

生産

徹底した製品の
安全対策で安心を

国際規格の認証を受けた工場で、様々な安全対策を実施し、より安全・安心で高品質な製品づくりを実現します。

  • 工場管理・点検

    自社の製造工場にて、働く従業員への定期的な教育、抜き打ちの工程検査などを行っています。

  • 異物混入チェック

    X線検査装置と金属探知機を使い、金属片などの異物が混入していないか入念に検査を行います。

  • 検査・分析

    日々製造された製品を、専門検査員が菌検査、理化学検査、官能検査を行い、検査に合格したもののみを出荷する体制を整えています。

最新設備によるオートメーション化

2023年に福岡県糟屋郡篠栗町(ささぐりまち)に本社機能を有する新工場を竣工しました。新工場では、機械化による高い生産効率を実現しています。

  • 液作成システム

    調味料を均一に混ぜ、配管を通して漬け込みする部屋へ選びます。さらにタンクの洗浄まで自動で行うことができるシステムです。

  • 立体搬送システム

    立体的な構造により、一度に4つのラインの製品を同時に搬送できるシステムです。
    これにより多品種の製品を一度に生産することができます。

  • パレタイズシステム

    完成した製品は、ロボットによってパレットに荷積みされます。最大4種類の製品を荷積み可能です。荷積みされた製品は自動で出荷口まで搬送されます。

明太子製造
エリアマネージャー
沖本 弥春

明太子調味の命である匠のタレ製造の自動化や製品の搬送~パレット積みを自動化することで、作業効率が向上しただけでなく、重労働も減少したためとても働きやすくなりました。

環境に配慮した設備

やまや本社併設の工場では、敷地内にバイオマス及び太陽光発電設備を設置し、CO2排出量削減を行い、環境負荷低減の取組みを強化しています。

  • バイオマス発電設備

    やまやの辛子明太子工場では、辛子明太子を作るまでに塩蔵・調味した液等をエネルギー源(高濃度)として、メタンガスを発生させて発電しています。

  • 太陽光発電

    自家消費型を採用し、月間電力使用量の約10%を太陽光発電で補い、創電しています。電気代削減にも貢献しています。

工場マネジメント
グループマネージャー
谷口 大輔

再生可能エネルギーを活用できる設備投資を行うことで、
省エネ、創エネ、少産廃が実現し、3つの特徴でSDG'sに貢献しています。
やまやの工場見学
めんたいこを楽しむ体験型施設 Yamaya Factory Terrace やまやファクトリーテラス

物流

安全・安心を
全国のお客さまへ

全国のお客さまへやまやの商品を適切にお届けするために受注業務と物流管理業務を行います。また、アナログ作業からの脱却・仕組み化を目指し、DXを推進しています。

  • 円滑なコミュニケーションを
    モットーに

    オーダーサポートではお取引先様からのご発注、お問い合わせ、社内の調整業務に日々対応します。

  • あらゆる物流業務を最適化し
    高い物流品質を提供

    オーダーサポートが受注入力したデータをもとに、物流コントロールにて出荷指示を出します。保管、流通加工、出荷作業は、パートナー企業に委託しており、物流品質を高く保てるよう、定期的な現場視察を行っています。

  • お客さまに製品が届いた時の
    ワクワク体験を演出

    産直ギフトをはじめ、通年カタログギフト、ふるさと納税の受注・出荷をギフトコネクトサポートにて担当します。パートナー企業と密な連携を取りながら、個人のお客さまへお届けするお荷物にきめ細やかな配慮で対応します。

商品・販売・店舗

お客さまの声を活かす

お客さま対応基本方針に基づき、お客さまからのご指摘や、お喜びの声、商品に関することなどのお声を全社発信することでサービスの改善、商品の改善に繋がるような取り組みを行っています。
また、販売部門からも品質管理へフィードバックを行い、検証した内容などを製品やサービス、お客さま対応へ活かしております。

事例①

公式オンラインショップでの情報発信

オンラインショップでは原材料、アレルゲンをお客さまが見やすい位置に、見やすい大きさで配置しています。

事例②

冷凍・冷蔵商品ごとにお持ち帰り時間の目安の設定

商品によっては、保冷剤をつけた商品設計を行っています。

事例③

辛子明太子の本数表示の設定

お客さまからのよくある問い合わせとして、辛子明太子が何本入っているか(本数)のお声に対応した方法発信を行っています。

  • 飲食店での徹底した衛生管理

    お客さまへ安全・安心の食事を提供するために、特に食中毒予防対策と異物混入防止に取り組んでいます。例えば、バイジングシステムによる店内カメラにて随時チェックを行っています。さらに働くスタッフの腸内細菌検査や全店での衛生監査なども定期的に行っています。

トレーサビリティ

辛子明太子は、原料の仕入れから製造・販売まで管理を徹底

食品のトレーサビリティは、「生産、加工および流通の特定の1つまたは複数の段階を通じて、食品の移動を把握できること」と定義されており(コーデックス委員会)、万が一、食品事故などの問題が発生した場合、原因究明や商品回収を円滑に行えます。
やまやでは、「お客さまに安全・安心な辛子明太子をお届けできるように」原料の仕入れから製造・販売までの履歴の記録・管理に取り組んでいます。